今日も昼からカービングを始めた。マイケル氏が日本猿の親子(本当は姉妹のようだ)の雰囲気の写真を持って来たのでそれをチャレンジすることにした。
彫り始めて間もなく形の難しさに後悔をした。エンエンと夕方まで彫りつづけた。
とりあえずは形になったが表現が何か物足らない感じの仕上がりである。
チェーンソーでは忠実に表現する事は難しいのでその特性を生かすデフォルメが
重要な気がした。
6時から受講生が全員そろい自由課題でカービングすることになった。
隣で内藤さんが飛び跳ねているウサギを彫り始めたのでそのイラストを見せて頂き私もウサギを彫ることにした。
皆でカービングをすると楽しい。勉強にもなる。チェーンソーで切る事は同じだが
出来上がる作品の雰囲気は皆それぞれに違う。
削る刃の位置の違い、当てる角度の違い、上下左右の向きの違い、それらの組み合わせにより幾種類ものカット面になる。
その違いが同じものを彫っても仕上がりの雰囲気が全く変わって面白いのだ。
この受講は私にとって子供の頃のわくわくした遊びと同じような感覚を与えてくれた。
50歳を間じかにしてチェーンソーの重さも気になりだした近頃、もうレベルアップは
難しいかなと思っていた。
しかし好奇心と探究心があれば気力によって体力も増強するような気がした。
講習が終了して帰路についたのは11時半を回っていた。
明日は地元でカービングデモの一日となる。
2tダンプに仕上がった作品と丸太を満載して東栄町を後にした。
ブライアン氏、マイケル氏、東栄町チェーンソーアートクラブの皆様お世話になりました。
翌朝は東栄温泉に入る前にTVチャンピオンの時にログブランコを作らせて頂いた
亀山さんのお宅に行く約束をしていた。
40〜50cm径の丸太を使って組んだブランコは重量があるからほぞがゆるむと子供の遊具としては大変危険だ。金物を使わずに作って半年経つのでとても気がかりだった。着くと奥さんが出迎えてくれた。
ゴリラとワニで吊り下げたブランコ。亀をモチーフにしたログデッキ。
フラミンゴのシーソー。ミニゴリラのシーソー。
作ったときは桜の木陰だったが今は葉も散り、亀山さんによって塗装された遊具は太陽に照らされ、作ったときより立派に見えた。
奥さんに言われた問題点は2箇所あった。一つはフラミンゴの頭がぐらつく事。
これはフラミンゴの長い首を傾斜つきほぞで胴体に差し込んだので
乾燥と収縮でゆるんだのだろう。
かけやでフラミンゴの頭を一発たたいたらしっかり固定したが一応ビスでとめておいた。ブランコの柱も心配だったがこちらはほぞだけでなくサドルカットした土台にノッチ形式でポストを立てたのでゆるみは全然でていなかった。
二つ目の問題はブランコの座る部分をカヌーに見立てて作ったのでほりこみをしたから水が溜まる事だった。チェーンソーで穴を開けて水が流れるようにして解決。

翌日は紅葉の山を朝陽が照らす穏やかな朝だった。二人で午前中は汗と酒を流すために東栄温泉へ行くことにした。
紅葉した葉をちりばめる小枝を眺めながら湯気のたちのぼる
朝の露天風呂に入るのはこの上もなく気持ちよい。
昼前に林業センターへ向った。昨晩はわからなかったがそこには大会の余韻があった。優勝した城所さんの2頭の鹿や伴さんの2頭の狼、ブライアン氏やマイケル氏の作品などどれもが素晴らしい!見ていると午後のマイケル氏の個人レッスンに意欲が湧いてきた。
講習は3時から始め昨晩皆がカービングした鹿をマイケル氏がワンカットずつ丁寧に手本を見せてくれる。続いて私もワンカットずつ掘り進む。おおよその鹿の形になるまでのカット一つずつに無駄がないのにおどろいた。カットの手順の大切さも痛感させられた。
継続して6時から細部の仕上げを行った。
マイケル氏の指導のもとに初めて彫った鹿は私が今まで彫った他の動物と
何処となく雰囲気が違った。
宿泊はまたカーバーズハウスにお世話になった。
城所夫妻の来訪があり昨晩に続きまたまた1時30分まで語り合ってしまった。

2003年11月2日3日と東栄町チェーンソーアート競技大会が行われた。
私は今年参加する事が出来なかった。そんな私が東栄町に向ったのは11月5日だった。チェーンソーアート技術講習を受けるためだ。
講師はマスター・オブ・チェーンソーのブライアン・ルース氏とマイケル・ブレイン氏。5、6、7日といずれもPM6時から9時30分までの講習だったが、
私が東栄町に着いたのはPM9時30分をまわっていた。
しかし冷たい雨が降るなか林業センターではまだチェーンソーが鳴り響いていた。製材所構内の明かりに照らされながらカービングしているブライアン氏、マイケル氏、そして受講生の熱気に私もチェーンソーを回したい衝動に駆られた。
ブライアン氏は初級コースとしてクマの顔の基本カービングを。
マイケル氏は応用辺として鹿の全体像をイラストを見ながらカービングするものだ。
応用辺コースは伊藤会長、内藤さん、レイさん、小野沢さん、青木さんが受講している。皆リッジウェイに一緒に行った仲間達だけに素晴らしい鹿をほとんど彫り終えていた。
遅れて来て羨ましそうに見ている私を察してくれたのかマイケル氏が明日デイ・コースでマン・ツー・マン指導してくれると言ってくれた。ラッキーだった。
宿泊は永原さんのカーバーズ・ハウスに小野沢さんと一緒にお世話になった。
小野沢さんとは久々の再会だったので時間のたつのも忘れAM2時30分まで語り合ってしまった。